2014/02/26

小説ルビス伝説/キャラクター

ルビスがまだ神になる前の遠い過去の話。
勇者とルビス、そして魔王と呼ばれる者との因縁が語られます。


 キャラクター 

  • ルビス・アピスト・カリクティス
    精霊や妖精たちの国『イデーン』に住む。五大家と呼ばれる旧家のひとつである、火の精霊カリクティス家本家の血筋の少女。気が強いが、純粋で情熱的。
  • ディアルト・ケントロピーゲ(ロト)
    大地の精コリドラス家の直系だが、母親が人間であるため、幼い頃から迫害を受ける。黒髪の温厚な青年。不死鳥ラーミアを自在に操る。


 ストーリー 


ルビスと、人間との混血であるディアルトが愛し合ったことがきっかけとなり、イデーンの秩序が崩壊していく。さらにイデーンの魔峰オーブが噴火。イデーンは壊滅の危機にさらされる。

魔峰オーブの噴火を抑えようとしたディアルトは、そこで結果的に邪悪な者を生み出してしまう。
彼はルビスとともに、邪悪なる怪物をオーブ火口に追い落としながらも、自らも火口に飛び込み、その命をもって世界の崩壊を救おうとした。

しかし、オーブ火口は地上に通じていた。
邪悪なる魂は再び邪悪なる体に宿り、勇者もまたその魂が受け継がれていくこととなる。


 オーブの由来 


オーブは、精霊たちの住まう世界『イデーン』に高くそびえ、そこに入ったものは誰も帰ってこないという魔峰の名前。
その頂上は神々の住む天界にまで達し、その根は人間の住む地上にまで広がっているといわれる。

天界の女神が身に着けていた首飾りが散らばり、七色の宝石(オーブ)が魔峰の山肌を砕き、谷になった。

他のオーブと異なり、ブラックオーブは『斬血石』とも呼ばれる不吉な石であり、石を切ったものは邪悪なる怪物となってしまう。
その怪物が、ドラクエの魔王たちにつながる。


 魔法の由来 


精霊たちは、炎・大地・水・金・森のそれぞれのエレメントに属する魔法や呪術を有する。
魔峰オーブが噴火し、イデーン崩壊によって、地上に降りた精霊たちは人間と交わり、世界に広がった。
そのため、後に人間たちの中には強い魔力を受け継いだ者が現れるようになった。


 ロトの由来 


ロトは、大地の精であり、黒竜の一族の青年。ブラックオーブを切って邪悪になった者は、彼の肉親であり、同じ黒竜の一族に属する者である。

姿を変え、幾度も生まれ変わるその邪悪なる者を悪より開放してやるために、ロトもまた何度も生まれ変わり、勇者として闘う使命を与えられることとなった。


この話を読んでると、「ロト×ルビス」を断然推したくなります。
いくら生まれ変わっても、決して結ばれることのない悲恋。可哀想すぎる。

『ルビス伝説』ではドラクエⅢ世界の背景がいくつか明らかになり、アウトサイドストーリーとして楽しめます。

イングリッシュパーラー